風土記に登場する由緒ある「佐太神社」と鹿島町の歴史を物語る「鹿島民俗資料館」を、ふるさとカレッジ受講生50人が見学した。
- 佐太神社
- 佐太神社では、直会殿(なおらいでん)で朝山芳圀宮司から神社造り、神社の由来・ご祭神・年間の諸祭祀について説明をうけた。
主祭神佐太大神は、加賀の潜戸でご誕生になり佐太地方一円の祖神として信仰されてきた。
現在の御神殿は元亀年間の様式を踏襲して文化4年に造営された。
正中殿に佐太大神・北殿に天照大神・南殿に素盞鳴尊(スサノヲノ尊)が祀られている。旧暦10月は「神無月」と呼ばれているが、出雲地方では全国から神々が集まるので「神在月」と呼ぶ。
神迎え祭事に先立って、神職一同は古浦海岸の伊弉冉の浜で身を清め、社殿のゴザを取り替える御座替神事が行われる、このとき奉納される神楽・佐陀神能は重要無形文化財。
歴史の重みを再認識した、心引きしまる思いの見学会だった。

南殿 正中殿 北殿 本殿は大社造りの社殿が三つ並んだ珍しい建て方 (国指定の重要文化財)。
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直会殿で朝山芳圀宮司から 佐太神社の祭神や由緒を聞く見学者
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 資料館の佐太講武貝塚や古浦砂丘遺跡など地区の出土品群 |
- 鹿島民俗資料館
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隣接する鹿島民俗資料館では赤沢秀則解説員から収蔵品の説明を聞いた。
資料館には地区周辺の佐太講武貝塚・古浦砂丘遺跡の出土品や民俗資料が展示してある。
また、潮流が運ぶ漂着物の採集品もあり、海上交流の歴史も容易に想像される。
特に鹿島町出身の中国文学者・増田渉と中国の文学者・魯迅の書簡や漢詩などの資料が沢山収蔵されていた。
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市民大学共通講座 ことば採り 野の花診療所院長 徳永 進
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一般医療とホスピスケアなど地域医療で活躍している徳永進先生の講演会が、9月11日、プラバホールで開催された。
一般市民も参加できる公開講座は人気があり会場は満員。
ステージには「蝉」「枕」「歯」などの「ことば」を書いた紙が掲示板や床上にある。
そこへ子どものころから蝉や魚を捕るのが好きだったという、徳永先生が大きなタモを持って登場。
「何が始まるのだろうか?」
徳永先生はタモで、その紙を一つ一つ採りながら、書かれた「ことば」から進展する、医療の体験を話した。その話に多くの人が「笑い」「悲しみ」「せつなさ」を共有した。
先生の話に感動し、本紙「いかこい」のレポーターが取材を忘れて聞き入ってしまった。
(記事・・・どうしよう)
ことば「初心」をタモで採る徳永先生
高校二年生の「初心」
世にある命は終わる。すべての命は死ぬ。
死ぬってつらいだろうな、悲しいだろうな、寂しいだろうな。だったらその時、その人のそばに居て、その手を握ってあげる仕事をしよう。
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「ことば」の紙を一つ一つ採りあげ患者との体験を語る 徳永院長
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徳永先生は自分の納得のいく病院を作って、初心を貫きたいとの思いで、27年勤務した病院を辞め、鳥取市内に、「野の花診療所」を開設したという。
徳永先生の著書は多くの出版社が刊行している。
ホームページ「野の花診療所」に情報満載
9月17日、松江の町並みに残る、近代建築の特徴と歴史を勉強する講座が、建築風土記研究会主宰の成相脩さんを講師に開催された。
- 身近にある建築を知る
- 松江は城下町として知られているが、現在の町並み形成は、明治になってからと言う。
参加者50人は町に出て建物を見学する前に、旧・日本銀行松江支店(カラコロ工房)、旧・八束銀行本店(山陰合同銀行北支店)、旧・第三国立銀行松江支店(かげやま呉服店)、興雲閣など、松江を代表する建物を参考に、古典主義様式、ネオ・バロック様式、ルネッサンス様式などの特徴と歴史の勉強をした。
- 建物の特徴を楽しむ
- 基礎知識を習得後、成相さんの案内で町へくりだし、まちかどに残る近代建築を見学した。
成相さん推薦の建物
◆ 旧・田野産婦人科医院(擬洋風の白い漆喰壁の建築)
◆ 旧・三原歯科医院(レンガ色のタイル張り)
◆ 浅野小児科医院(堂々たる本格洋風建物と白壁の模様)
建物に関する少しの知識があるだけで、町並みの建物を見る目が変わり興味津々。
古い建物から近代建築の素晴らしさを再認識し、ふるさとの誇りを改めて感じるひとときだった。
 浅野小児科医院の洋風建物(上)と白壁(左)の「うろこ模様」 |
 旧・三原歯科医院の赤レンガ色の建物 |
- 受講生の声
- *浅野小児科医院へは孫を連れて行くが、これからは違った目で見られる。
- *建物の柱に触ってみると、重量感と歴史の重みが感じられる
「何てて言えんやなね〜」(方言―感無量の意)。
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