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1962年4月、法律を学ぶため、島根大学文理学部へ入学した。2学部だけの小さな大学であったが、教官との距離は近く、法律を学ぶ同期は個性あふれる38人。出身は広島県呉市。広島から松江までは国鉄の「急行ちどり」で5時間余りかかった。入学と同時に大学内の川津寮に入り、仕送りの不足を家庭教師や奨学金で補った。2回生の時、寮の役員を務め、食堂の経営を改善する食費の値上げ案を寮生大会へ提案・説明し、激しいやり取りの末、賛成にこぎ着けた得難い経験をした。

大学卒業後、発展を続ける広島市に魅力を感じ、広島市役所に就職した。中期計画の策定などを担当した後、広島市北西部の新交通システム導入計画、臨海部開発、観光コンベンション推進、広島駅南口開発などの重要課題に取り組んだ。仕事に行き詰った時は、人類史上最初の原爆被爆後の苦難な時代に、英知を集め、将来を見据えた戦災復興計画を策定し、国・県や市民の全面的な協力を得て復興事業に懸命に取り組み、現在の広島市の都市発展の礎を作った先達の苦労に思いを寄せ、気持ちを奮い立たせた。

2000年1月、広島県内の各界で活躍する島根大学の同窓生が学部の垣根を越えて、広島市内のホテルに201名集まり、「島根大学広島同窓会」を設立した。以後、今日まで、同窓生同志の親睦・情報交換や母校の支援などさまざまな同窓会活動を行っている。

松江には、65歳で退職した後、年に2回程度訪れ、大学の同窓会役員会などに出席するとともに、松江・出雲・米子に住んでいる同窓生や知人と会って親交を深めている。松江を訪れる度に、宍道湖や堀川の水、松江城、木々の緑そして空が織りなすまちの美しさが、国内外から訪れる人々の心を美しく、そしてやさしくさせていると思う今日このごろである。


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湯淺 幹也
滑 純雄(なめら すみお) 1966年4月、広島市役所へ入庁。(公財)広島観光コンベンションビューロー専務理事、広島駅南口開発㈱代表取締役社長などを歴任。現在、廿日市市事業評価監視委員会委員。広島県廿日市市在住。
松江の皆さんこんにちは。
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