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国際交差点vol.1

松江市国際交流員でアイルランド出身の
アンソニー・ケリーです。

(写真左から)アールティ ダース(市国際交流員)、アンソニー・ケリー(左から)アールティ ダース(市国際交流員)、アンソニー・ケリー 2017年7月から松江市に住んで三年目が終わろうとしているところです。それまでに日本へ観光に来たことはありますが、住んだのは松江市だけですから、日本のイメージの中で松江市がかなり大きな部分を占めますが、松江市民として当たり前に思っていたことが市外・県外では当たり前ではなかったことに最近気づきました。
松江市の第一印象は、湖がきれい、食べ物は新鮮でおいしい、市民は優しくて意外と(なま)っていないことでした。特に私たち外国人に対して優しくて、外国に関心を持つ人が非常に多いと思います。外国人の友人と花見などをしていると、誰かが声をかけてくれて、私たちの母国の話を聞きながら食べ物やお酒をシェアしてくれます。駅員さんからスーパーの店員さん、庭掃除中のおばあちゃんたちや登校中の学生たち、日常生活でかかわるすべての人の優しい笑顔での「おはようございます」や「サンキュー」から、温かい親切さを感じます。
松江市の優しさの一例を挙げたいと思います。外国人のグループで東出雲町の夏祭りに行った時、予報より早く天気が悪くなり、傘の本数が足りないまま長く歩くことになりました。ずぶ濡れになり、近くの会社の建物の軒下に雨宿りしていると、建物の中から事務所の人が出て来られました。何か言われるのではないかと心配していましたが、私たちの話を聞いて、「大変」と言って、タオルをたくさん持ってきてくれました。この親切さに非常に感銘を受けました。
松江市はいい印象ばかりですが、日本中どこでもあることなのかなと長い間思っていました。松江市民が特別に優しいと思うようになったのは、県外に住んでいる外国人の友達が遊びに来てからでした。友人たちの住んでいる地域が優しくないわけではありませんが、誰もが松江市民の歓迎に感動しました。「皆さんが笑顔で話してくれて、とても居心地がいい」などと言われました。
私も県外に旅行したとき、駅員さんに切符を渡すと無言・無表情に対応されたことがあり、友人の言葉に納得できました。松江市に配属されてよかったと思います。

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