シリーズ「松江の匠」

市は長年にわたり地域産業の発展に貢献された技能者の方々を表彰しています。
シリーズ「松江の匠」たくみ
令和二年度 松江市手作り産業優良技能者表彰
大津 光博 おおつみつひろ
No.5
株式会社 彩雲堂(天神町)
(奨励賞受賞)
推薦団体‥松江菓子協会
日本三大菓子処の一つである松江は、各所に和菓子屋があり和菓子が身近な存在です。
「小さい頃から和菓子が好きなんです。若草や上生菓子をおやつで食べてきて、今自分が作っていると思うと不思議な感覚があります。」と話すのは、彩雲堂で銘菓を担当する大津さん。この業界に入るきっかけは、高校時代の和菓子体験授業。もともと、料理やモノ作りが好きだった匠は、間近で職人の技を見て、和菓子職人の魅力を感じたそう。
職人といえば、目で覚える、感覚で覚えるなど難しいイメージがあるかもしれませんが、今は各材料や製法をデータ化し、新人でも餡作りができる時代。「製法を変えてみたり、工程を単純化することで継承方法が日々変わってきている。だからこそ、我々は和菓子の敷居を低くするのが使命。」 今後の和菓子業界や次世代への思いが強い大津さんだからこそ、後進への育成にも力を入れ、親身になって後輩を指導し、精神的な支えとして信頼も厚い存在です。
現在、大津さんが担当している「銘菓」とは、特別な銘を持つ由緒ある菓子であり、その地方でしか生産・販売されていないお菓子です。銘菓は一見何も変わっていないように見えますが、製法や味がその時代に合わせて変化しており、それが地元の伝統菓子として愛される所以です。その時代に合わせて、好む味を探求し作り上げるのが職人であり、腕の見せ所。
そんな長年愛される銘菓を「職人人生の中で一品作り出したい」とキラキラした笑顔で語る大津さん。日々、技と味の探求は続きます。

■大津さんの工芸菓子作品
(木や土など全て和菓子で出来ています)
【問い合わせ】まつえ産業支援センター TEL60-7101
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