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市報松江 2009.5
 12年毎(かつては10年毎)に行なわれる松江城山稲荷神社の式年神幸祭のとき、櫂伝馬船の上で舞われる踊りで松江市の無形民俗文化財に指定されています。踊りに合わせて船上で音頭とりの「ホーラー」の声に、櫂(かい)かきが「エンヤ」とあわせて櫂をこぐ掛け声からホーランエンヤと名付けられたとも、また「豊来栄弥」から生じたとも言われています。
 この式年神幸祭は五穀豊穣を願い、城山稲荷神社の御神霊を、船で大橋川から東出雲町の阿太加夜(あだかや)神社へお運びし、ここで7日間の祈祷(きとう)ののち、再び稲荷神社へお還しするという9日間にわたる神事です。お渡りになる渡御(とぎょ)日、お還りになる還御(かんぎょ)日には大橋川などの船上で、中日(ちゅうにち)には陸船で賑々しく踊りが披露されます。この櫂伝馬踊りを受け持つのは、大橋川河岸の馬潟・矢田・大井・福富・大海崎の五大地といわれる地区の人々です。船団を連ねた五大地それぞれの船に剣櫂(けんがい)・采振(ざいふ)り、太鼓たたきがいて、五地区毎の特徴ある踊りや唄が表現されます。
 今回は今年の5月16日に渡御祭、20日に中日祭、24日に還御祭が行なわれます。日本三大船神事のひとつとしてホーランエンヤは松江が全国に誇れるお祭りといえます。

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開府400年祭 みんなの文化財<72>
「ホーランエンヤ櫂伝馬踊り」
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