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市報松江 2011.2
いいとこみつけた
悪縁を断ち切り、良縁を呼び込む佐太神社・田中神社
タウンレポーター 安達秀雄さん(鹿島町)

 最近、人気となっている「パワースポット」が、鹿島町にもあることをご存知でしょうか。それは、佐太神社の摂社として知られている田中神社です。
 田中神社は、佐太神社の本社北殿の摂社で、東へ100メートルほど離れたところにあり、二つの社が背を向けて建っている、何ともミステリアスなスポットです。佐太神社の本殿に向かっているのが西社でこのはなさくやひめのみことが祀まつられ、背を向けているのが東社でいわながひめのみことが祀られています。
 ところで、どうして、二つの社が背を向けあっているのでしょうか。これは、佐太神社の北殿に祀られているににぎのみことの物語に由来していると言われています。
 その昔、「天孫降臨」で天下った瓊々杵尊は、木花開耶姫命の美しさに惹ひかれ求婚。その時、木花開耶姫命の父親であるおおやまつみのみことは、姉の磐長姫命もいっしょに寵愛するようにと送り出しましたが、磐長姫命は容姿が醜かったため、帰されることとなってしまいました。花のように美しい妹と、磐のように長命な姉と二人がそろうことに意味があるのに、磐長姫命を帰してしまったため、大山津見命は「あなたの子孫は美しいだろうが、短命に終わるだろう」と嘆き、恨んだそうです。
 この言い伝えから、二つの社は背を向けあい、磐長姫命を祀った東社は縁切りと長命に、木花開耶姫命を祀った西社は縁結びや安産にご利益があると言われています。
 そんな言い伝えを知ってか知らずか、最近では、悪縁を断ち切りたい若い女性の姿を見かけるようになってきました。恋愛だけでなく、人間関係、病気や金銭関係など、悪縁を抱えている方は一度訪れてみてはいかがでしょう。
 2011年も始まって、まだ1ヵ月。今年こそ、悪縁を断ち切って良縁を呼び込みましょう。ただし、二人の神様に粗相のないようお願いします。
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