松江観光ニュース【Vol.10】
勾玉
 みなさん、こんにちは!
 みなさんの国には「めのう」という石はありますか?
 松江市の玉湯町玉造という温泉とめのう石に恵まれた地があります。ここには青めのうがとれる山があり、玉造は「玉を造る」という漢字の使われた地名となり、現在もめのうはこの地の特産品となっています。昔の書物には玉造に住んでいた人たちがめのうを使って、勾玉を作り神様に奉(たてまつ)っていたことが記されています。勾玉の形は月と太陽が重なり合う宇宙を崇(あが)めることを表しているとも言われ、大事にすることでお守りとしての霊力が強まるとも言われる大変神聖なものです。
 今回、中国の研修生の張さんと玉造にある「まがたまの里 伝承館」へお邪魔しました。伝承館ではめのう細工の実演を近くで見ることが出来たり、宍道湖を一望できる素敵なレストランでお食事することも出来ます。
 松江市内中心部の市役所から車で15分、玉造温泉の近くにある「まがたまの里伝承館(でんしょうかん)」に着きました!
 まず、発見したのは、とっても大きなめのうの勾玉!!勾玉は災難(さいなん)を祓(はら)い、物事を良い方向に導いてくれると言われるめのうでできた石です。
 撫(な)でるととてもいいことが起こると言われていますよ。
それではエプロンをつけて、勾玉作りの始まりです!
これが勾玉作成キットです。
(細かいやすり、めのう石、荒い紙やすり、棒やすり、大きなやすり)
 めのうの石を勾玉の形に職人さんが切っておいてくださったものです。この中から、自分が好きなものを選びます。選んだものによって、模様の出方や光り方が変わってくるそうです。勾玉にするめのう石はいろいろな色がありますが、勾玉作り体験用のめのう石は白いものでした。
 これは見本です。右側、1から5のようにやすりで削っていきます。はたして、こんなにうまく勾玉が作れるでしょうか!?
 最初は荒いやすりで、勾玉の形の曲線になったところのぼこぼこしたところを削ります。
 これは勾玉の背中を見たところです。これをやすりで点線のところを削って少しずつ全体を丸くする準備です。
 力を入れすぎると削りすぎてしまうので、注意しながら丁寧に削っていきます。私も張さんも真剣です!時間がたつのを忘れています・・・
 勾玉の内側の曲線のところは削りにくいので棒やすりを使います。
 次に勾玉に出来た角を削って、背中からだんだん丸い形にしていきます。
 
 荒い紙やすりを使って、全体を丸くしていきます。だんだん勾玉らしくなってきました!
 手も机もめのうを削るときにでた粉で真っ白です。
 荒いやすりで出来た傷に垂直に細かいやすりをかけて、荒い傷をなくしていきます。
 次に水やすりで細かい傷をなくしていきます。ここで、細かい紙やすりで傷をなくすことができたかわかります。紙やすりで上手に傷をなくすことができた人ほどつる つるの傷がない勾玉ができます。水やすりをしてタオルで拭いて乾かして、傷を探して、もう一度水やすりでその傷を磨くという作業を繰り返します。
 完成に近づいてきました!!
 
 次にワックスをつけて、タオルで磨いていきます。ここで、石によっては光ってこないものもあるそうです。私と張さんの勾玉は・・・あまり光っていないようです・・・
 そして、紐とビーズ選びです。悩む方は何十分も悩まれるそうです。張さんは娘さんにお土産にするということで、選ぶのにとっても真剣です。
 
 紐を職人さんに結んでいただき、とうとう、完成です!
 右が私、左が張さんの完成品です。
 勾玉が完成すると全員に賞状がいただけるそうです。贈呈式です。
 きれいな宍道湖をバックに張さんと職人さんで記念撮影です。
 早い人で作成時間は1時間だそうです。私と張さんは2時間15分かかりました。
 こんなに時間がたっているとは気づかずに勾玉作りに夢中になっていました。丁寧に作られる方はもっと時間がかかるかもしれませんね。
 勾玉作りは年間20,000人もの方が体験にいらっしゃるようです。しかし、外国の方は少ないそうです。削り方など、微妙なニュアンスを伝えることが大変難しい と職人さんはおっしゃいました。ですが、松江にこられたら、ぜひ体験してみてください!勾玉づくりが大変なほど、その勾玉は災いからあなたを護り、あなたに幸福をもたらせてくれるはずですよ。
張さんから〜さようなら 美しい松江〜
中国の吉林市から松江市に研修にこられていた張 麗軍さんが12月16日で研修を終え、吉林市へ帰られました。
張さんから、松江市での研修を終えた感想をいただきました。

職場の前で・・・観光文化振興課一同と張さんで記念撮影
さようなら 美しい松江
中国 吉林市 張麗軍
 歳月は流れる川のように、6ヶ月間の松江市での生活があっという間に終わろうとしています。もうすぐ私は吉林市へ帰ります。松江市に来た頃は初めての研修生活、そして日本の研修先で勤務することが不安で少し心配していましたが、研修間の先生方と職場の皆さんにいろいろ助けていただきました。松江の人の中国に対する熱意と優しさを肌で感じました。松江市の皆様、本当にありがとうございました。
 松江市は国際観光文化都市として、豊かな観光資源により、毎年海外から多くの観光客を迎えています。観光分野の仕事では、松江市の観光文化振興課の業務概要、伝統行事、観光資源、観光地の整備、観光インフラについて少しずつ勉強しました。その勉強の間に県内の観光地に連れて行ってもらったり、お祭りを見学しました。松江の観光資料が載っているHPはわかりやすくまとまっています。私は松江の風土に触れて、生活と文化を理解することが出来ました。松江は自然の資源と歴史資源が独特の風土を形成しているので、利便性だけを追及するのではなく、歴史的なもの伝統的なものをもっと重要視していく必要があることを強く感じました。両市の観光業は相互に参考できるところがあります。ここで学んだ経験を生かして、吉林市の発展のために一生懸命働こうと思っています。
 観光文化振興課の方は仕事がとても多くて、よくばたばたしておられました。夜遅くまで残業もしています。人と接するときは偉そうな官僚の様ではなく、謙虚な態度で市民の皆さんのために働いている公務員です。皆さん慎み深く、用心深く、勤勉で節約していて、儀礼(ぎれい)を重んじています。休み時間は必要ではない電気を消して、節約しています。観光文化振興課の同僚はとても親切で、よく私はお世話になり、時々感動しました。
 有意義で充実した研修生活が過ごせるように、みんないろいろと気を遣ってくれました。私は美しい松江市を離れ、松江市への心からの深い祝福を贈り、松江市民との友好交流、松江市の美食と美景を思い、学んだ知識などを吉林市に持ち帰り、このきれいな松江市を紹介したいと思います。今後は吉林市と松江市の友好交流に尽力したいと思います。
 最後に、両市の観光事業と経済繁栄、友好交流と人々がいつまでも幸せに生活できることをお祈り申し上げます。
 松江市の皆様たちに感謝の意を表します。もう一度「だんだん」!
 日本語と中国語は同じ漢字を使っていても意味が微妙に違うことがあり、意思の疎通(そつう)に困るときもありました。しかし、張さんは話しかけるといつも笑顔で、こちらまで明るい気持ちにさせてくれる素敵な方でした。観光文化振興課みんなが張さんに出会えて本当に幸せでした。
 張さんのますますのご活躍と中国と日本との交流がいつまでも続くことをを期待しています!
 張さん、だんだん、だんだん!(だんだんは松江の言葉で「ありがとう」を意味します)
〜冬のイベントのお知らせ〜
まつえ暖談食(だんだんしょく)フェスタ 平成21年2月1日(日)〜2月28日(土)
期間中、松江市内のホテルや旅館では松江の冬の味覚を使った特別メニューを堪能できます。また、松江の食材を使用した屋台村も出ますよ!その中に松江の食材を贅沢に大鍋で豪快に料理した「縁結び(えんむすび)七福神鍋(しちふくじんなべ)」もあります。食べれば「良い縁」に恵まれるかも!?
まつえ暖談食フェスタの写真
〜春のイベントのお知らせ〜
松江武者行列 平成21年4月4日に開催!!
武者行列の開催日が決定しました!武者行列に参加するもよし、見に来るのもよし!
毎年、外国の方もたくさん参加していただいていますよ!
詳細が決まり次第、お知らせします。
武者行列の写真
☆松江ニュースレタークイズ☆
中国 吉林市からの研修生の張さんは誰のために勾玉を作っていたでしょうか?
わからない方はもう一度ニュースレターを読んでみてくださいね!
★VOL..9 松江ニュースレタークイズの答え★
問題は「カラコロ工房では年間約○人の方が和菓子作り体験をされています。○に入る数字はなんでしょう。」でした。
答えは「4000」です。わかりましたか?

松江観光ニュース、松江への観光についてのお問い合わせ
kankou@city.matsue.lg.jp

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