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市報松江 2007.8
 今回の「いいとこみつけた」は、美保関町の永田寿子レポーターと美保関灯台を訪れました。
 この記事を読み終わったとき、皆さんの週末の予定はきっと決まっているはずですよ。
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特別に灯台の中へ入らせてもらいました
 島根半島の地蔵埼にある「美保関灯台」は海抜73メートルの断崖にあり、日本海の雄大な眺めと、晴れた日には遠く隠岐の島々や美保湾を隔てて秀峰大山を望むことのできる景勝地でもあり、年間を通して多くの人が観光に訪れる地域のシンボルです。明治31年に「地蔵埼灯台」として初点灯以来、現在に至るまで109年間、今なお航路標識として航行の安全に寄与しています。
 この「美保関灯台」がこのたび、現役の灯台としては全国初となる、国の有形文化財に登録されました。
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日本海も見渡せ、まさに絶景です
この灯台は、高さ14メートルの明治の面影を残したフランス風の建造物で、平成10年には「世界の歴史的灯台百選」に選ばれています。灯台や、旧吏員退息所(灯台ビュッフェ)等の施設は石造りで地元で採れた森山石が石材として使われています。また、地元片江村(現・美保関町片江区)の石工・寺本常太郎の手によって造られたこの建造物は、当時の姿を保ち続けており、現存する明治建造物として高く評価されるものです。
 また、映画「喜びも悲しみも幾歳月」のセットで使われた美保関灯台初代レンズが里帰りし、美保関観光ビュッフェに運ばれ、現在展示されている二代目レンズとともに一代目から三代目までの全レンズが勢ぞろいすることになりました。
問い合わせ
境海上保安部交通課 TEL0859-42-2534  私がこの地を訪れた日は梅雨入りの小雨模様でしたが、白色の円形石造りの灯台を囲む緑の森にはピンク色のネムの花がやさしく風に揺れ、ナツアカメが飛び交い、岬の静と動の風景が心和ませてくれました。
 地域のシンボルとしてこの灯台がこれからも多くの人に親しまれ、歴史を刻み続けていくことを願ってやみません。皆さん、ぜひこの地に訪れてみませんか?ビュッフェで珈琲の香りに包まれながら見渡す日本海の景色は格別ですよ。
(永田寿子)
  いいとこみつけた
岬の静と動の風景「美保関灯台」
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