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市報松江 2009.7
いいとこみつけた

photo  出雲国風土記に、「川辺に湯が湧き神湯と言われ、老若男女が賑(にぎ)わった」と記され、日本最古の名湯として知られる玉造温泉。その温泉街の中央を流れる玉湯川の約5キロ上流に大谷小学校はあります。
 開校130年近い歴史があり、明治14年、わずか1年間ではありましたが、大正時代に内閣総理大臣となった若槻礼次郎が教鞭をとったことのある学校です。この小学校の素晴らしいところは、豊かな自然に囲まれて建つ木造校舎と、元気でたくましい児童たちです。
木造校舎の「大谷小学校」
レポーター 周藤晴美  この木造校舎は、一歩入ったとたんに不思議な優しさに包まれるような気がします。玄関の掲示板にずらりと張られた卒業写真、ピカピカに磨かれ手入れの行き届いた廊下や教室、映画の撮影にでも使われそうな木の階段。もし、心に傷を受けた人がいたとして、ここを訪れたとしたらこの光景はその人を温かく包んでくれるかもしれない、そんな雰囲気の学校です。
 児童数は、男子13人女子7人の20人。少人数のかわいい学校です。ほとんどの家庭が3世代の兼業農家で、昔から人情味あふれる土地柄でもあり、皆さんの母校を愛する気持ちは親から子へそして孫へと受け継がれて、学校の為に何かできないだろうかとの思いから内外の手入れ等、地域の方々が自発的にされているとのこと。本当に感謝の気持ちでいっぱいですと校長先生は語っておられました。
 運動会、田植えなど地域の人と子どもたちが一緒になっての行事もあり、まさに「地域で子どもを育てる」ではないでしょうか。
 5月26日には自分たちで育てた苗での田植えを見せてもらうことができました。地域の人から指導を受けて、収穫し60キロの米にするまで自分たちでするのだそうです。
photo  地域の人々に見守られ、このような素晴らしい環境で育っている「大谷っ子」の皆さんは、どこで会っても元気な声で挨拶をしてくれます。中学生になっても高校生になってもそれはずーっと続いています。
 素晴らしい学校と地域です。
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