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市報松江 2009.11
 
歴史資料館だより 第3回
〜お城の見える博物館〜
松江歴史館だより
※松江市歴史資料館(仮称)の正式名称は「松江歴史館」に決定しました

松江市指定文化財
松江藩家老朝日家長屋の復元 其の壱
家老屋敷の長屋
 武家屋敷には、往来に面した敷地部分に長屋があり、警備を兼ねて家来が住んでいました。有澤家や脇坂家といった重臣のほか、中級以下の武家の屋敷絵図からもそのことが確認できます。
松江藩家老朝日家
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城山側から見た朝日家長屋
(平成18年6月撮影)
 江戸時代の松平期には、松江歴史館の建設地から惣門橋通りに沿って4家の重臣屋敷がありました。そのうちの朝日家は、徳川家康や結城秀康などに仕えた後、松平直政の家臣となり、松江藩においては代々家老職を務めました。 中でも朝日丹波郷保たんばさとやすは、松平治郷はるさと不昧ふまい)の時代に藩政改革を行ったことで知られています。松江歴史館の敷地は、かつて朝日家と北隣りの乙部家があった敷地の一画です。明治維新後、広大な屋敷地は細分化され、当時の建物は壊されていきましたが、朝日家長屋の一部は民家として残り、平成18年に松江市指定文化財となっています。
長屋の解体調査
img  松江歴史館では、朝日家長屋をご覧いただくとともに、講座や交流の場として活用していきたいと考えています。なお、間取りは建築当初と異なっており、建物を解体して江戸時代の間取りを解明する調査を行いました。その結果、天保年間(1830〜44年)当時の間取りが明らかになりましたので、その姿に復元します。
長屋の復元作業
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長屋復元の様子(10月初め)
 伝統的な建築工法で復元を進めており、現在、礎石の上に木組みができあがった状態です。痛みの激しい材料を除き、できる限り元の材料を使用しています。

 
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