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市報松江 2011.7

 松江城天守の創建は、文献資料の研究により1611(慶長16)年とされています。
 1966(昭和41)年に発表された城戸久名古屋工大教授(当時)の論文「松江城天守」には、1937(昭和12)年7月に松江城天守4階で天守創建時に奉納されたと考えられる『祈祷札』が確認され、そこには松江城の久しい安寧を祈る文字や梵字、また、「慶長十六」の文字が記されていたことが写真付きで紹介されています。
 この『祈祷札』は、松江城天守の創建年代を特定する第1級の歴史資料と考えられていますが、1955(昭和30)年に竣工した修理工事の報告書にはその記述がなく、現在はその所在が不明のままとなっています。
 現在、松江市では、重要文化財である松江城天守の国宝指定を目指す取り組みを進めていますが、この『祈祷札』は、松江城天守の文化財的な価値を実証するうえで大変重要な意味を持つことからその発見に努めているところです。
 この度、この『祈祷札』についての懸賞制度を設け、広く市民の皆さまから史料の提供を募ることにしましたので、お心当たりのある場合はご連絡ください。

観光施設課松江城国宝化推進室 TEL 55−5594

開府400年祭 みんなの文化財92 『松江城天守創建時祈祷札』は今どこに