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市報松江 2012.2
佐陀神能 世界の宝に 文化財課 電話55‐5294

 国の重要無形民俗文化財に指定されている「佐陀神能」は、「七座神事しちざしんじ」「式三番しきさんば」「神能しんのう」の三つの神事舞しんじまいの総称です。毎年9月24・25日に執り行われる佐太神社の古伝祭「御座替祭ざがえまつり」で佐陀神能保存会によって奉納されています。
 昨年11月のユネスコの政府間委員会において、佐陀神能が「400年の歴史がある能を取り入れた唯一の神楽であること」「変化する神楽が多い中で、歴史や地域環境の変化に左右されることなく現在まで連綿と継承され続けていること」「地域社会がそれを支え続けてきたこと」、こうした点が認められ、「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」への登録が決定しました。

 佐陀神能の起こりは、慶長13(1608)年ごろに佐太神社の神官が能楽の形式を京から持ち帰り、それまであった七座の舞いに能楽の形式を取り入れて創作されたといわれています。
 「七座神事」は御座替祭の際に敷き替える本殿の茣蓙ござを清めるために行われる神事舞で、「剣舞けんまい」「散供さんぐ」「清目きよめ」「御座ござ」「勧請かんじょう」「八乙女やおとめ」「手草たくさ」の七つの舞があります。「式三番」は祝言しゅうげんとしての舞で、全体を通じた筋がなく、謡には祝いうた囃子はやし詞が数多く使われています。「神能」は神話や地域伝承をもとに作られており、現在は「大社おおやしろ」「真切女まきりめ」「日本武やまとだけ」「八幡やわた」「恵比須えびす」「三韓さんかん」「八重垣やえがき」「磐戸いわと」「武甕槌たけみかづち」の九つの神能が伝承されています。

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