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市報松江 2012.3
いいとこ みつけた 大根島・観音寺の天井画 タウンレポーター 佐伯潮美さん(美保関町)  天井画というと京都の古いお寺などを思い浮かべる人が多いと思いますが、ここ松江にも、天井画のあるお寺を見つけました。
 ボタンの花で有名な大根島(八束町波入)にある観音寺というお寺です。
 天井画そのものの歴史は浅いのですが、花の島・大根島のイメージにピッタリな、四季の花々が描かれているとても美しいもので、初めて目にした時にはとても感動しました。
 題材は、ボタン、ハスの花を中心とした四季。15種類の花々と、梅の枝にウグイスが1羽、20枚の杉板にアクリル絵の具で描かれています。
 よく見ると、“白色の花”が基調となっていることに気付きます。これは、同寺の山号「白華山」にちなみ、作者で八束町に住む画家・門脇政男さんが考えられたとのことです。
 また花々は、アジサイは月照寺、ハスの花は斐川の荒神谷などに出掛けるなど1年をかけて写生されたそうです。
 同寺は、臨済宗南禅寺派で、禅宗のお寺です。禅宗というと墨絵の世界をイメージしますが、平成14年に本堂を新築した際、竹谷享祐きょうすけ住職が「明るいイメージのお寺にしたい!」と、花の天井画を考えたそうです。
 そんな時期にちょうどタイミングよく、画家の門脇さんが八束町に帰って来られ依頼したとか。「これも縁ですね」と竹谷住職。
 同寺にはこのほか、江戸時代中期の来待石で作られた十六羅漢、象に乗った普賢菩薩ふげんぼさつなどの石仏や島石の岩盤を生かした庭など興味深いものもあり、「地域の身近な寺社めぐりもいいものだな・・・」と、感じた一日でした。