| 市報松江3月号目次 |
市報松江 2013.3

いいとこみつけた 月照寺の大亀伝説  タウンレポーター 山原 雅也 さん 西川津町  松江城の西側にひっそりと建つ月照寺。 広い境内の中には松平家の廟所びょうしょが厳かに並んでいます。その中でも特に目を引くのが第六代松江藩主、松平宗衍むねのぶ公の墓の近くに鎮座する巨大な亀の石像です。
 私がこの亀の存在を知ったのは大学三年のころ、ある講義の中で紹介されていたのがきっかけでした。大学になって松江に来た私にとっては、そんな亀の存在は初耳。興味を持って月照寺に行ってみれば・・・いました。 巨大な亀の石像が。その大きさは想像していたよりもはるかに大きく、私の身長では亀の頭にすら届きませんでした。さらに、夕暮れ時に行ったことも相まって、その雰囲気とスケールには圧倒されるばかり。 しばらく見つめることしかできませんでした。
11  その亀について調べてみると、講義でも紹介されていたように、大亀伝説が残されていました。その内容とは、宗衍公が亡くなった際、亀をでていたことをしのんで石像を建立したが、その石像の亀が夜な夜ない出て城下の人たちを襲っていた。住職はその亀に説法を説き、亡くなった宗衍公の功績を彫った石碑を亀の背中に背負わせることでこの地に亀を封印した、というものでした。伝説とはいえ、石碑も合わせて3メートルほどにもなるこの亀を見ていると、今にも動き出しそうな雰囲気さえ感じます。
 松江にいながら、まだ見たことがないという人は、ぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。