市報松江 2018.7

コラム神国の首都Vol.104

愛読書はJRの大判時刻表、バスが運転したくて趣味で大型二種免許を取得、バスの故障が分かり自分で修理する、レーダーサイトを見ながら「うん、羽田の管制官はさばきがいい」と独りごちる、卒論は「木次線の存在価値に関する研究」…。夢をかなえるために旅行会社からバス会社に転職し、今は松江市職員のAさんは、自他ともに認める乗り物オタク(泳げないため船は除外とか)。公共交通利用促進を天命と信じて疑わない人物でもあるのです。バスに乗りたくても、あの右回り左回りが今一つ理解できず、ステップを踏めない筆者に代わり、今回はAさんに松江のバス事情やお得情報を紹介してもらいましょう。

ヘビーユーザーがお得

はい、乗り物に関したら、しゃべりが止まらないAでございます。まず、知っていただきたいのは、公共交通利用促進のために、利用の多い人、つまりヘビーユーザーほどお得になっているということ。代表格が、通勤定期券を持っている方が土日祝日にバス(定期券と同じ会社)を利用する場合、本人は全路線無料、同乗者は片道100円だけという超お得な制度。例えば、日曜日に夫婦で松江駅から美保関にバスとコミュニティバスを利用して往復したとします。定期券がない場合は、往復一人1,900円、二人分で3,800円。これが定期券を持っている方はコミュニティバス利用だけの往復400円、同乗者はプラスバス利用往復200円の600円、二人合わせても1,000円で済むわけです。バス会社が違っても、定期券を持っている方が片道100円を負担するだけ、同乗者は同額ですので二人合わせて1,200円。この制度を利用しての松江市内巡りがイチ押しでございま~す。

使用済みカードも大切に

お得な乗車券や便利な制度がたくさんある中で、自慢なのが松江市独自の「通学支援補助金制度」。みそは、松江市内に住む小中高生(18歳以下)は公共交通機関ならバス以外のJRでも、例え市外に通学していても1カ月の定期券購入費が10,000円(片道は5,000円)を超えた全額を青天井で補助する優れものなのです。どうです。太っ腹でしょう。
そうそう、使用済みのバスカードを協賛店(約60店)に出すと、ハイボール1杯、豚ホルモン1皿サービスなどの特典がありますので絶対にポイしないでくださいね。お店側もカードがまとまった額になると、車内広告を無料で出してもらえますので利用者、バス事業者、お店ともお得な優れものなのです。エヘン。

松江のバスがすごい

裏情報も少しだけ紹介しますね。中心市街地の交差点にバスが近づくと、進行方向の青信号は長く、赤信号は短くなるんですよ。PTPS(公共車両優先通行システム)と言うのですが、一般車両の通行に支障が出ない範囲内ですので念のために。バス乗務員のアンケートをもとに、バス事業者や道路管理者、警察などの関係者がバスに乗ってチェックし、時に緊急改善する全国でも珍しい取り組みなどもっと紹介したいのですが、今、信号が赤に変わってしまいました。うーん残念。それでは後は、7月に放映予定の松江市政テレビ広報番組に譲るとしましょうか。今日はバスにご乗車いただき誠にありがとうございま~す!! (瑛)

シリーズ60
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