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ふるさと松江といえば、やはり宍道湖の夕日が一番です。あかね色の夕暮れ、時間と共に雲の色が自在に変わり、やがて丸い大きな太陽が湖の向こうの山に隠れる。湖面には残照が映え、さざ波と共にあたりが暗くなる。中学、高校時代、何かあると学校帰りに自転車で出かけ、嫁ヶ島辺りの湖岸で日が落ちるまでぼんやり眺めていました。

実家が農家でしたのでコメと赤カブなどの野菜を作り、時に恵曇の行商のおばさんの魚と物々交換をしていました。小さい頃は、トンボやセミを捕まえたり、テナガエビを釣ったり、いろいろ自然相手の遊びがあり、「いけずご」だったそうです。

父はボルネオで戦死しましたので顔も覚えていませんが、育ての親の叔父(父の弟)の一言「世の中の役に立つことをしなさい」が人生の指針になり、医療関係の仕事、特に新薬づくり「創薬」の世界で生きることになりました。18歳で松江を離れ京都、大阪、アメリカワシントン、神奈川、現在のつくば、といろいろな場所に住みました。住めば都と言いますが、松江が一番です。変化の大きい時代を生きてきましたが、その象徴がスクラップ&ビルドです。川津小、二中、松高は都市開発に伴い元の場所にはなく、入社した藤沢薬品は旧山之内製薬と合併して新しくアステラス製薬に生まれ変わりました。

現在はいろいろな薬が創られ、医療が充実して健康で長生きできる世の中になりました。世界一の長寿国になった日本ですが、認知症とがんはいまだに完全には克服できない病気です。対症療法薬はできましたが、原因療法薬は創製されていません。より優れた治療薬(治療法も含めて)が創製されるのを楽しみにしながら気ままに毎日を過ごしています。

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永瀬 丈嗣
野津 克忠(のつ よしただ)
1944年7月9日生れ。川津小、二中、松高(卒業時北高)、京都大学、同大学院卒、薬学博士。藤沢薬品中央研究所、米国NIH留学、藤沢薬品工業、わかもと製薬、遺伝子解析ベンチャー企業メディビックを経て、現在は医療関係専門学校で薬理学の非常勤講師
松江の皆さんこんにちは。
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